「他が為に」という言葉について
またPET CARE CENTERと直接関係ない内容になってしまいますが、きっとスタッフ全員に役に立つ言葉だと思い記事にさせてもらいます。
タイトルにあります「他が為に」は、わたくしが以前ある方から聞かせていただいた言葉で、今でも頭に残っているわたくしにとってとても大切な言葉の一つです。
出家をしなくても在宅で教えを守ることで功徳が得られるという大乗仏教の考え方に近いものがありますが、そこまで大げさに考えなくてもよいと思います。
簡単にいえば、自分の私利私欲のために何かをしたり、自分の為にするのではなく、他の方のために何かをすることによって、いつかもちろん、最初から見返りを考えて何かをするのでは意味がありません。
動物病院で仕事に従事している我々のケースで考えた場合、物言わぬ動物たちがどうやったら健康でいられるのか、どうしたら動物たちが喜ぶのか、何が幸せなのかを考え、自分本位の考え方をするのではなく、動物たちやその飼い主様に対し我々が何をすれば一番お役にたてるかということを考えていなければなりません。(当たり前のことですが・・・)
また、動物病院にお見えになる飼い主様は、どうやったらペットの病気を治せるのか、どうやったら愛するペットが病気にならないで過ごせるのかを真剣に考えている方ばかりです。
たとえ些細なことであってもお見えになった方の立場に立った考え方をし、一つ一つを真剣にとらえていくことが大切であり、表面だけではない、心のこもった対応をするためには、それなりの知識を習得する努力を惜しまないことが重要です。
そういった努力やその一つ一つの経験、気遣いが自分自身の人間形成にいつかきっと役に立つと思います。
なんか精神論みたいになってしまいましたが、これを書いているわたくしもまだ何もできていないに等しい状態ではあります。
でも、常に「他が為に」この言葉を思い出しています。
皆さんもぜひ「他が為に」を考えてみてください。
愛するペットたちのためにもぜひ!!